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「いのちの授業」第35時限目
前回、SDGsの理念と仏教思想は親和性があると言いました。私どもの日蓮宗はもちろん浄土宗、禅宗なども同じ鎌倉仏教です。鎌倉時代には戦乱、地震、津波、大雨、干ばつ、疫病が続き、そのような混乱の中で「末法思想」が生まれました。「もうこの世は終末を迎えるのでは」という不安のもと、鎌倉仏教が誕生しました。現代もその当時と同じような混乱、災害が起きています。SDGsはそのような背景で生まれたと言えるのではないでしょうか。ということは、今の混乱を乗り越える知恵が仏教思想の中にあるということです。その思想とは、少欲知足・不殺生そして草木(そうもく)国土(こくど)悉皆(しっかい)成仏(じょうぶつ)などです。草木国土悉皆成仏とは、この世に存在するすべてのものの中に仏が宿っているということで、すべてのものは影響し合って存在しているということなのです。そして大事なことは、自分を超える大きな存在を信じて、不思議だなあ、ありがたいなあ、という実感をもって生きることなのです。
投稿日:
2026年4月20日
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