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「いのちの授業」第12時限目

江戸時代初期の陽明学者、中江藤樹の言葉に「五事(ごじ)を正す」とあります。五事とは貌(ぼう)

言(げん)視(し)聴(ちょう)思(し)のことで、具体的には、貌~穏やかな顔つきで,言~優しい受け入れやすい言葉を使って、視~慈愛のまなざしで、聴~よく聴いて、思~相手の心を思いやる。一見誰にでもできることですよね。でもこのことができていないのが現代社会ではないでしょうか。日本の若者の死亡原因で最多なのが「自殺」なのです。現代社会は、何かあったときに家庭や地域、会社が支えてくれるという、一次的に衝撃を緩和してくれる機能がなくなっていると言われています。ここで重要なワードが「寄り添う」です。身体だけではなく、気持ちが相手のそばにあることが重要です。そうすると「一人ではない」と思えるのです。

投稿日:

2025年9月29日

善國寺

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