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「いのちの授業」第19時限目

私も今月の12日に満77歳となりました。「そんなに長く生きたのかなあ」が実感です。以前朝日新聞紙上に同社医療担当編集委員の方が『私たちは普段死を語ることを避けがちだが、自らの最後について考え、書き残したり、周囲の人に伝えることが大切。多くの日本人は「ピンピンコロリ」を理想というが、それは幻想だと気付いた。元気だった人が突然亡くなることは少ない。大半の人は病気や障害のある「たそがれゾーン」を経て最後の時間を過ごす。「完全な健康が取り戻せないのなら死んだほうが良い」と考えるのか、それとも「衰えて行く自分を受け入れるのか」心の持ちようで望ましい最期は変わってきそうだ。そして心持は環境に左右される。だからこそ「弱った自分でも生きることを肯定される社会であってほしい」その前提があってこそ、死についての自己決定は意味を持つのだろう』と書いてありました。今の私の試みに通じるものだと大切にしています。

投稿日:

2025年11月15日

善國寺

©2023 善國寺

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