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「いのちの授業」第34時限目
前回「行き過ぎた近代化に歯止めをかける時期に来ているのではないか」という意見をお伝えしました。同様の危機感から生まれたのがSDGsです。基本理念は①我々の世界を変革する。②誰一人取り残されない。二番目の理念は、当初「取り残さない」だったものが「取り残されない」になったと言います。最近の報道で、昨年の自殺者の総数は減少しているのに、小中高生の数は増加しているとありました。また、若者の60%以上が未来に否定的だとも言います。SDGsでは、これまでの常識にとらわれない思考が重要とされています。このような理念は、仏教の考え方と親和性があります。代表的なのが宮沢賢治の「世界が全体に幸福にならないうちは個人の幸福はありえない」です。まさに「誰一人取り残されない」に通じるものです。仏教では「全体があるから、個がある」と考えます。言い換えると、全体が良くならなければ、個は良くならないのです。
投稿日:
2026年4月10日
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