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「いのちの授業」第43時限目

当山では3年前に「愛樹木葬墓地」として新たな形の墓地を造りました。従来の「墓は家で継承しなければならない」という慣習が、社会の都市化、核家族化、少子化、未婚化が進むことで維持できなくなってきたための対応です。樹木葬墓地の定意義の一つは「合祀されるのではなく、その場所で土に還る」ことです。従来の寺院では、継承者がない場合は墓地を造ることができませんでしたが、先述の通りに、自分の墓地は必要だが継承者がいないケースが増加しているので、当山でも継承者がない方たちを受け入れるために造設したものです。墓地への考え方が変化するのと同時に、葬儀に対する考え方も大きく変化しています。かつては、個人の死は地域全体で弔うものと考えられていましたので、葬儀は地域の一大行事でした。しかし近年では地域社会の在り方の変化から「葬儀の個人化」が進んでいると言われています。このことに関しては次回に委ねます。

投稿日:

2026年7月10日

善國寺

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